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【いま、語る関西人国記】梅南鋼材社長 堂上勝己さん(57)(2)(産経新聞)

 □就職

 ■設計学び全国の建設現場へ 

 生まれは大阪府南部の河内長野市。田んぼと山が接近するところで育った。実家は父母と6人兄弟。最年長の兄のあとに姉が4人続き、自身は末っ子だった。

                   ◇

 一番上の兄とは14歳も離れていることもあり、父からはずいぶんとかわいがられ、甘やかされた記憶があります。父は仕事で家にいないことが多かったし、母も農作業で忙しかったので、姉たちが幼い私の面倒を見てくれました。

 とにかく自然豊かなところでしたので、子供のころの遊びも、野生の動物を捕まえたり、木の枝でチャンバラごっこをしたり。当時は風呂も薪を燃やして沸かしていたので、山に遊びに行ったときに薪を集めて帰宅することも多かった。

 中学までは地元の学校に通い、高校は大阪市阿倍野区にある桃山学院高校に進学しました。田舎から出てきたので、どこに行っても人が多いし、ネオンもまぶしく、「街やなあ」と感じました。あまり勉強はしないで、友達とよくミナミに繰り出し、遊んでばかりいました。

  

 ≪ヘルメットをかぶった現場監督にあこがれ、大学受験では工学部を目指すが、見事に全滅。夜学だった大阪工業大学短期大学部の建築学科に進んだ≫

  

 短大では心を入れ替えて熱心に勉強しました。余裕のある昼間は、姉の嫁ぎ先の鉄工所でアルバイトをさせてもらっていました。

 卒業後は、大阪市内の設計事務所に入社。全国各地のビルなどの建設現場に派遣され、設計書通りに建物ができあがっているかどうかをチェックする設計監理の仕事をしていました。

 現場では、仕事のパートナーである大手ゼネコンの社員にも「先生」と呼ばれていました。でも、よく理解できないことが多く、実力不足を感じてしまう。それを克服したくて専門書を読みまくりました。本気になって勉強し、27歳で1級建築士の資格を取りました。

 関東地方にある製鉄所の建設現場に派遣されたときでしたが、仕事で必要だったので、鉄をつくるプロセスや工法、鉄の種類などを頭に入れました。そこで学んだ知識が、のちに兄の急逝で鋼材会社の社長に突然就任して鉄の世界に飛び込んだときに、私をずいぶんと助けてくれたのです。(森田晶宏)

                   ◇

【メモ】梅南鋼材

 昭和31年に堂上勝己・現社長の父、光夫氏が大阪市西成区で創業。もとは鋼材の卸売りが主体だったが、勝己氏が社長になって以降は、より付加価値の高い鋼板の加工にシフト。現在では、粗利益ベースで全体の約3分の2を加工が占めるまでになった。曲げ加工や製缶、板金加工、レーザー加工などを幅広く手がけ、技術力の高さには定評がある。年間売上高は約6億円。本社・大阪市西成区。

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一足早く「鬼は外」和歌山・補陀洛山寺(産経新聞)

【ふるさと便り】

 世界遺産に登録されている和歌山県那智勝浦町の補陀洛山寺(ふだらくさんじ)(高木亮享住職)で27日、一足早く節分の豆まきが行われた。

 この日は恒例の立春大護摩祈祷会(きとうえ)が開かれ、国の重要文化財に指定されている本尊の十一面千手観音像を開帳。参拝者らは手を合わせてお祈りし、護摩木を焼いて家内安全、商売繁盛や大漁を祈願した。

 この後、境内に設けられた舞台で高木住職らが、集まった約200人を前に「鬼は外」「鬼は外」と威勢のいい声をかけながら福豆ともちをまいた。

 同寺は極楽浄土を目指し、小舟で旅立つ儀式「補陀洛渡海」の信仰を伝える寺として知られる。

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